さらばケンツビッチ

NHK交響楽団
第1667回定期演奏会 Aプログラム2日目(NHKホール)


(開演前の室内楽
チェロ:藤森亮一,コントラバス:吉田秀
ロッシーニ/チェロとコントラバスのための二重奏曲


指揮:セミョーン・ビシュコフ


ショスタコーヴィチ交響曲第1番ヘ短調
ストラヴィンスキーバレエ音楽春の祭典

我らがケンツビッチ師&クラの横川さん*1の最終公演。
タコのラッパは関山さんで肩透かしを喰らったが,まあタコ1を吹くケンツ師はあまり想像できないので妥当ではある。なんともオドオドした煮え切らない印象のタコ1で,管楽器の音も粗く感じた。終盤かろうじてまとまってきたかな……と思ったら,G.P.で案の定のフライング拍手。とどめを刺してどうする。ちなみに今年はタコ1の当たり年であちこちがやります。
ケンツ師はハルサイのピッコロトランペットでした。前半はちょこちょこ気になる点もあった(ファゴットソロが苦しそうなのは,どこまでわざとかよくわからない)が,さすがに打楽器を軸にしてだんだんと引き締まってきた。
カーテンコールでは退団の両人に花束(+泡盛)が贈られ,ビシュコフも二人をハグし,指揮台横まで連れていく大サーヴィス。今回初共演ですけどね。これだけやってもらえると定年まで勤められた甲斐もありますね。お二方ともおつかれさまでした。

*1:クラ首席いなくなっちゃってどうなるんだろ