自撰・回文佳作展
なんか思いがけず掘り出された昔の回文作品が好評を得ているようで,自分でもちょっと懐かしくなったので,過去の佳作を集めて陳列してみようと思いました。
しかし,よくもあんなに思いついたもんだ。当時は頭が柔らかかったんですねえ。今となってはもう全然浮かばないのであります。ネタにかける根気と熱意が足りないだけかもしれないけど。
一般系
- てめー,罪な奴やな。みつめて
- 「好き」と言えず,「えい」とキス
- あなた,キス自慢マジ好きだなあ
罪な奴三部作。
待機点はアリアハンて聞いた
↑個人的お気に入り。
- よし,今から釜石よ!
- 香りもいい盛岡
東北旅情篇。
ネクタイ結いたくねー
結えよ。
オケ系
「Gis違う」「穿ちすぎ」
素でブラ2ラブです
「いかん!ベト7は致死!!」と弁解
「なんせ,マイスタージンガーは感じた…すいませんな。」
卑猥な伯爵にフィガロが云ふに「悔しくはないわひ」
↑最後の「ひ」が惜しいので改作したいが,無理かな。まあこの似非旧仮名遣いがいいという説もある。
「木管人,ただの一介のダッタン人かも…」
↑お,タイムリーですね。
「e--ma受付うまーーい」
長文系
【あらすじ】T大オケのサマコンの練習を偵察していた疾風のお銀(仮称)は,ソリストとして来ていたチェリストに一目惚れしてしまう。甲賀の里に帰ったお銀は,サマコンを聴きに行く決意を仲間に語る。
偵察が「5回サマコン乗るくわたん会いたい…あんたは,来るの?」「んー,Km祭か五月祭で…」
サマコン⇔Km祭は使いやすいので,皆さんも考えてみてください。
「ソレラミが違うぞ!!」
指揮者は曲を止めた。またあいつだ…。いつも練習に遅刻してくる上に,間違いが多すぎる。しかし本人は,昔吹いたことがあるからという理由だけでこの《威風堂々》という曲を端からなめてかかっているらしく,一向に悪びれる様子がない。
この寛容で知られる指揮者にも,とうとう堪忍袋の緒が切れる時がきた。指揮者は,その管楽器奏者を睨みつけると,普段とは明らかに違う決然とした口調でこう言い放った。
「……このことだけは言い置く。『こちとらかつて威風堂々吹いてっから』と遅刻を言い訳だと??この小僧が!!血が見られっぞ!!!」
↑これは今自分で見ても凄い。というかおかしい。