丑にひかれて善光寺,丑松にひかれて蓮華寺
0919黒姫着
↑再び長野県に入り,黒姫駅に立ち寄る。
ここ黒姫(柏原)は小林一茶の故郷・終焉の地である。小丸山公園の中に一茶記念館があるものの,まだ冬季休館期間中であり,実際公園は雪山状態で歩道が埋もれていた。頼めば見学させてもらえたっぽいが,高い入館料を取られそうだったのでやめておいた。
↑信濃町役場前の小林一茶像。
↑一茶終焉の地
↑一茶の菩提寺である明恵寺と,句碑「我と来て遊べや親のない雀」
駅前より,路線バスで野尻湖へ。
↑野尻湖。やはり閑散。遊覧船もあるが浮かんでいるだけ。真冬ならワカサギ釣りが盛んなのかな。
湖近くにはナウマンゾウ博物館があるものの,まだ冬季休館(以下略)
↑湖畔のホテルの軒先にいた人懐っこい犬。野尻湖へは彼に会いに来たと思おう。
↑黒姫山(のはず)
再びバスで黒姫駅へ。
↑妙高4号。これは各停ですが自由席もリクライニングできるのでちょっと得した気分。
1151長野着
再び長野入り。駅前の蕎麦屋で急いでお昼を食べ(急ぐのは後でお土産見る時間を確保するため),循環バスで善光寺へ。
↑善光寺参道
↑仁王門。阿吽の仁王像は高村光雲・米原雲海師弟の作とのこと。
↑仲見世通り
↑三門。「善光寺」の額は三字の中に五羽の鳩が隠されている。
本堂にてお戒壇めぐり。床下の回廊(完全な暗闇)を壁づたいに進み,本尊の下にある極楽の錠前に触れる。かなり怖い。混雑していたらもっと怖いと思う。真っ暗闇歩かされて500円*1とは,いい商売有り難いご利益ですね。
↑本堂より
↑本堂
↑経蔵(内部拝観停止中)。左右に経文の書かれたタイヤみたいなやつがあり,グルグル廻すことで読経と同じ効験が(たぶん)得られる。
↑忠霊殿(善光寺史料館)
↑ちょうど13時を知らせていた鐘楼。長野五輪では開会を知らせた。
長野駅に戻り,無事お土産を買い込む。
↑飯山線
1402長野発(飯山線)
長野〜北長野間にJR東日本長野工場があり,巨大な車両基地となっている。大量の京浜東北線(笑)や,リゾートしらかみの車両などがあった。
↑千曲川と感動の再会。以降飯山線にずっと寄り添います。高野辰之が唱歌『故郷』で歌ったのは,こんな風景でした。
↑少しずつ雪国めいてくる。
1451飯山着
↑飯山駅。飯山は『破戒』の舞台。
↑『破戒』で丑松が下宿する『蓮華寺』のモデル,真宗寺。今となっては特に趣のない,幼稚園を併設した小さな寺。一応,丑松の下宿場所等を図示していたけど,所詮は架空ですからね。
↑同寺境内の『破戒』文学碑・「蓮華寺跡」碑
北飯山駅方面へ散歩。
↑飯山城址
↑千曲川沿いを歩く。
北飯山駅付近から線路を渡り,寺の立ち並ぶ遊歩道を通って再び飯山駅へ。
↑飯山駅近くの西証寺(?)。右に踏切,左背景にはスキー場が見える。
↑『破戒』では,往来の真ん中に雪を積み上げる冬の飯山の情景が描かれていたが,それを地でいくような造りの道路(飯山駅付近,真宗寺のある通り)。真ん中は小川が流れている模様。
↑飯山駅ホーム,「七福の鐘」と入線する下り列車。
1553飯山発(飯山線)
↑「日本最高積雪地点」の森宮野原駅。長野県最後の駅です。さらば長野。
↑新潟県に入ったので,千曲川から信濃川へとその名を変えます。川幅も小海線の頃から比べだいぶ大きくなった。
↑飯山線の終点,越後川口。
1826長岡着
↑下車は初めて長岡駅。
長岡のネットカフェがまた遠かった。雨降ってきたし。信濃川を渡るのですが,その橋だけで1km弱ある(一昨日渡った松代大橋はそこまで長くなかった)。川幅の広がりを身をもって実感しました。
*1:タッチパネル式の自販機でチケットを買う。