息づくものはすべて下野をたたえよ!

《賛歌》のような曲こそを,文字通りの神曲と呼ぶべきであろう。もっと賛美されるべき。

読売日本交響楽団
第165回東京芸術劇場名曲シリーズ


17日と同一プログラム
(ただしウィスペルウェイのアンコール曲のみ以下に変更)
ヒンデミット無伴奏チェロソナタ作品25-3より第1楽章
バッハ/無伴奏チェロ組曲第6番より〈サラバンド

今回ヒンデミットのチェロ協奏曲に出会えたのも大きな収穫であった。とにかくかっこいい。ウィスペルウェイは録音していないのかな。
《賛歌》は輸入盤しか持っていない(というかおそらく現役国内盤はない)ので,今回歌詞対訳つきで聴けて感動が倍増した。羊飼いへの問い掛け〜夜明け〜コラールという一連の流れ,そして終曲の高揚感は半端ない。
また改訂/作曲の時期が近かったためか,《ラウダシオン》とよく似た音型がしばしば聞かれるのも興味深い。