春来にけらし 白妙の
早くも春めいてますね。花粉が飛び始めると芸を考えなくてはいけないような気がしてくるのは,何故だろう。
昨日は久々に良いニュースを聞いた。思わず頬が緩んでしまいます。それはさておき。
不道徳教育講座
- 作者: 三島由紀夫
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1967/11/17
- メディア: 文庫
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あとがきにおいて奥野健男氏は,「純文学者三島由紀夫のイメージは,ニコリともしない怖ろしい文学の鬼という感じです。」「ぼくはいつも三島氏の〔じかに交際してみるとわかる〕そういう機知に富んだ楽しい遊びが文学にあらわれないのかと考えていました。」などと書いている。そうかなあ。今まで読んだ数作品の印象では,三島はすごく「オチ」を志向して書いてそうだと思ったけど*1。この『不道徳教育講座』の各講(とりわけ最終講)がそうであるように。発想が落語的といえるかもしれない。
破戒
- 作者: 島崎藤村
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/07
- メディア: 文庫
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主人公の名が「丑松」で,父親の死因が「牛」であるのは象徴的だ。